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「環境危機時計」2分進んで環境は「きわめて不安」
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット

日本旭ガラス基金会は10日、「環境危機時計」が2007年より2分進み、1992年に調査を始めてから最高値の9時33分になったと明らかにした。

「環境危機時計」は、世界各国の環境問題に取り組んでいる政府や民間の有識者にアンケートした結果をもとに作成するもので、環境が悪化して地球が滅亡する時刻を12時とし、0時から3時が「ほとんど不安はない」、3時1分から6時が「少し不安」、6時1分から9時が「かなり不安」、9時1分から12時が「極めて不安」としている。

日本旭硝子財団は10日、2008年「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の結果を発表した。世界81の国と地域の732人がアンケートに参加し、その結果から「環境危機時計」の平均時間は9時33分と、2007年の9時31分より2分進んだ。

その中でもアフリカは、2007年より29分進み、この1年で環境の危機意識が最も高い地域だった。

危機の理由では、回答した人の68%が地球温暖化をあげており、50%が水の枯渇と食糧問題だった。

日本旭硝子財団の前身は、日本旭硝子株式会社が1933年に設立した旭化学工業奨励会で、1990年に現在の名称に変わった。日本旭硝子財団は、1992年から毎年4月に日本や世界各国政府の非政府組織職員や研究者等を対象にアンケートを実施し、6月に回収、9月に結果を発表している。1992年に調査を開始した時の環境危機時計の時刻は7時49分だった。

「チャイナネット」2008年9月11日

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