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チベット、生態に悪影響なら金鉱でも開発せず
発信時間: 2009-09-11 | チャイナネット

チベット自治区環境保護局の張永沢局長は9日の記者会見で「生態環境に影響があるプロジェクトであれば、金鉱でも開発しない」と、環境保護の決意を語った。

張永沢局長は、「チベット自治区は、2007年に全国に先だって鉱物資源の調査と開発の規範を打ち出した。調査と開発の前には必ず環境保護の法案を提出し、厳しい検査を経てやっと調査の認可が得られる。全自治区の鉱物資源に対する調整や規範により、地質鉱物産業の安定的な発展を実現した」と語った。

中国共産党チベット自治区委員会宣伝部の沈開運副部長によると、チベットは豊かな鉱物資源に恵まれており、現在までにすでに101種類が発見され、42種類の埋蔵量が明らかになっている。

特に銅、鉛、亜鉛、クロム、鉄、金、塩湖のホウ素、リチウムなど、経済建設にとって重要な鉱物の埋蔵量が多く、その中でもクロム鉄鉱の埋蔵量は全国トップで、産出量は全国の80%を占める。

また銅の埋蔵量も全国トップの3000~5000万トンで、ホウ素は全国4位、アンチモンは全国8位だ。金、鉛、亜鉛、鉄、リチウムなどもすでに中・大規模な埋蔵地が発見されている。

チベットでは2006年以降、2回にわたって鉱物資源開発が禁止された。2006年1月1日からは全面的に金鉱の開発が禁止され、2008年1月1日からは鉄鉱の開発が禁止。青海・チベット鉄道の建設工事も生態保護の求めに従い、15億4000万の資金を投入して沿線の自然を守り、鉄道建設史上で環境保護の模範になっている。

「チャイナネット」 2009年9月11日

 

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