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国際社会はコペンハーゲン合意を積極的に評価
発信時間: 2009-12-24 | チャイナネット

第64回国連総会のアリ・ティリキ議長は22日、ニューヨークの国連本部で会見し、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)のコペンハーゲン合意を、現実的な姿勢で扱うべきとの考えを強調した。ティリキ議長は「コペンハーゲン合意は各国が困難な交渉を経て手にした成果だ。国連気候変動会議の進展を示す重要な目安であり、確実に積極的な意義を持つ。COP15で、大多数の国々は共に気候変動問題の重大性を意識し、気候変動対策において責任を担う意向を表明した。コペンハーゲン合意は国際社会が次の努力へ進むための新たな出発点だ。関係各国が積極的な後続行動をとり、来年メキシコで開催される気候変動会議での法的拘束力を持つ合意の成立に向けて努力することを希望する」と述べた。

国連の潘基文事務総長は21日、国連本部でメディアの取材に、「COP15の成果は人々の事前の期待ほど大きいものではなかったが、それでも成功であり、正しい方向への重要な一歩だ。コペンハーゲン合意は、真の意味での温室効果ガス排出制限・削減の初の全世界的な合意を将来形成するための土台となるものだ。各国はコペンハーゲン合意を速やかに実行するとともに、2010年に全世界的な、拘束力ある気候変動合意を形成すべく尽力してもらいたい」と述べた。

フランスのパリに事務局を置く国際エネルギー機関は22日、「今後の気候変動交渉を導くもの」として、コペンハーゲン合意の成立を歓迎する声明を発表した。

COP15のブラジル代表は「COP15は気候変動問題解決の重要な道だ。COP15で中国、インド、南アフリカ、ブラジルの代表が行った『BASIC』4カ国会談は大きな成果を上げた。4カ国は互いに尊重し、気候問題を解決する目的で意見交換した。中国は積極的な排出削減目標を示した」と述べた。

中国がCOP15を「乗っ取った」との発言について、ノルウェー気候研究センター主任は「公平・妥当でない」と指摘。気候変動対策において「中国は米国よりずっと良くやっている」と述べ、中国の発表した温室効果ガス排出削減目標は「野心的な目標」であり、中国は豊かな社会を建設すると同時に排出削減も実現しており、「矛先を中国に向けるのは間違いだ」と表明した。

「人民網日本語版」2009年12月24日

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