9日午前、「G77+中国」(アジア、アフリカ、ラテンアメリカの開発途上国77ヶ国+中国)はドイツのボンで開かれている「国連気候変動枠組み条約」の関連会議で、「今後、気候変動にかかわる交渉は、『国連気候変動枠組み条約』をもとに行うべきである」と強調した。
「G77+中国」を代表してスピーチに立ったイエメン代表団のアブドラ・アサド団長は、「今後、気候変動に関わる交渉は、関連の部署が『国連気候変動枠組み条約』に沿った目標を目指して、気候変動の抑制、気候変動の適応、資金と技術協力など三つの作業を推し進めていかなければならない」と強調した。
アブドラ・アサド団長はまた、「今後の交渉は、公開、民主、透明という原則を守り、『バリロードマップ』に沿って展開しながら、発展途上国の意見を十分に聴取する必要がある。『G77+中国』は気候変動の交渉の中で建設的な役割を果たし、これからの交渉は多くの国が納得できる結果になるよう推し進めていく。なお交渉の結果は、『国連気候変動枠組み条約』に決められた『共通だが差異のある責任』という原則に一致すべきである」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」2010年4月10日