LED照明技術を使った上海万博の夜景 |
記者はこのほど、上海万博を訪れ、上海の半導体照明産業に対する理解を深めてきた。上海万博会場で使われているLEDチップは10億個以上、会場内の80%以上の夜間照明でLED技術が採用されている。このため万博会場は世界最大のLEDモデル区ともいえる。「科学時報」が12日伝えた。
発光ダイオード(LED)は、体積が小さい、低エネルギー消費、使用寿命が長い、反応が速い、信頼性が高いといった特徴をもつ新型光源で、世界的に省エネで環境にやさしい照明材料とみなされている。
中国科技部は03年、関連部門や地方政府と共同で「国家半導体照明プロジェクト」を本格的にスタート、上海は科技部が最初に認可した4つの国家半導体照明産業基地のひとつとなった。
上海半導体照明工程技術研究センターの郭延生主任によると、将来的には上海の商店やビル、街灯、トンネルや橋などでより多くのLEDが使われるようになり、例えば崇明トンネルではすべてLED照明に切り替えられるという。また、白色LED照明は3-5年以内に一般家庭も普及すると見られている。
「人民網日本語版」2010年7月13日