南京で開催されていた「環境変動と都市部の責任」をテーマとする上海万博のフォーラムは、4日、討論を終えて閉幕した。
上海市の楊雄副市長は閉幕式で、「今回のフォーラムは、気候変動への対応と低炭素の発展、都市部の環境汚染対応、グリーン産業の発展のほか、持続発展可能な交通と建築そして生産と消費モデルなどの面から、環境保護のために、都市部が担うべき責任と義務などを話し合い、合意した」と述べた。
フォーラムに参加した国連環境計画の高官は「今回のフォーラムは、世界中の建築デザイナー、政策制定者、企業家などを招いて、都市化建設で直面する課題や持続発展可能なモデルについて討議しあった。このことから、このフォーラムはお互いに学びあう良い場を提供した」と評価したうえで、「上海万博はこういった内容を鮮明に発信している。つまり、世界範囲の環境問題にさらされたとき、即時に行動すると共に、低炭素を発展させることは経済と都市部が持続可能な発展を実現する重要な条件だ」と強調した。
上海市の楊雄・常務副市長
上海世博局の洪浩局長
「環境変化と都市の責任」フォーラム
中国低炭素エネルギー実験室の何建坤主任は、「中国は工業化と都市化の急速な発展段階にあり、低炭素発展を実現するには厳しい課題が立ちふさがっている。従って、中国経済は発展方式を転換し、産業構造の戦略的調整を加速し、低炭素産業を発展させなければならない」と述べた…
国家発展改革委員会の副主任でもある張国宝国家エネルギー局局長は3日、「ここ数年、中国は低炭素型の都市作りを積極的に進め、環境汚染を絶えず少なくしてきた。また、各国がこの面で交流と協力を行うことを望んでいる」と述べた…
周部長はこの中で「2009年末までに、全国の都市人口は6億2200万人となり、都市化率は46.6%に達し、中国は世界の中レベル国家に近づいている」と述べた…
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年7月4日