3日に江蘇省南京市で開かれた上海万博の「環境変化と都市の責任」フォーラムで、内外の専門家が中国の低炭素経済の発展方向について討議した。
中国低炭素エネルギー実験室の何建坤主任は、「中国は工業化と都市化の急速な発展段階にあり、低炭素発展を実現するには厳しい課題が立ちふさがっている。従って、中国経済は発展方式を転換し、産業構造の戦略的調整を加速し、低炭素産業を発展させなければならない」と述べた。
アメリカ環境保護基金首席エコノミストであるダニエル・デュデック氏は、「中国政府が打ち出した、2020年にGDPあたりの二酸化炭素排出量を2005年の40%から45%減少するという目標は、中国政府が低炭素を重視していることを示している。これは中国の低炭素経済の発展の基礎を築くだろう」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年7月4日