X線撮影した太陽の上部の黒い部分は太陽が活発化していることを示している
イギリスのメディアは2日、各国の天文観測所は最近、太陽の表面で強烈な太陽面爆発を観測しており、4日には太陽風が大量の帯電微粒子を伴って地球に到達し、両極では大規模なオーロラが発生する可能性があると伝えた。
大きなオーロラが発生
各国の天文の専門家は先週、強烈な太陽面爆発を観測しており、その爆発で現れた太陽黒点は地球に匹敵する大きさで、今回の爆発で地球は大規模な磁気嵐は起こり、強い太陽風が吹くだろうとしている。
米国航空宇宙局(NASA)の専門家は、帯電微粒子は4日に地球に届き、地球の両極では大きなオーロラが発生すると予測。また磁気嵐が強すぎると、衛星を破壊したり、地球全体の電気や通信系統が中断するかもしれないも警告している。
2013年の太陽風は地球に災難をもたらすか
今年6月に科学者たちは、2013年に地球では磁気嵐が起こり、その際には太陽の表面でかつてないほどの強烈な太陽面爆発が発生して、地球は予想もつかない磁気嵐による災難に見舞われると予測している。
磁気嵐とは
磁気嵐とは、太陽黒点の活動が活発な時に発生し、大量の帯電微粒子は地球の環境に影響を与え、オゾン層の破壊や通信障害だけでなく、人々の健康にも悪影響を及ぼす。
太陽風は人の免疫力を弱める
1.太陽風が地球を襲うと、地球の磁気圏に変化が起こり、磁気嵐や電離層嵐を引き起こして、通信や特に短波通信に影響が出る。
2.電力網やパイプラインは多くの荷電量で、電気や石油、ガスなどを運ぶシステムの安全に影響が出る。
3.運行中の衛星にも影響がある。
4.太陽風を浴びて受けた放射量は、X線検査を何回もしたことと同じで、免疫力が下がり、感情が不安定になるために交通事故も多くなる。
5.気温が上がる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月4日