環境保護部科学技術標準局の劉志全副局長は5日、中国の5分の1の都市の大気汚染が深刻で、113の重点都市の3分の1以上が国の大気の質の基準である2級を満たしておらず、一部の大・中都市の大気汚染の主な原因は自動車排出ガスだと指摘した。これは中国自動車産業国際発展フォーラムの中で行われた「自動車の環境保護法規の作成強化と自動車産業の持続可能な発展の推進」をテーマにした演説で述べたものだ・・・
環境保護部科学技術標準局の劉志全副局長は5日、中国の5分の1の都市の大気汚染が深刻で、113の重点都市の3分の1以上が国の大気の質の基準である2級を満たしておらず、一部の大・中都市の大気汚染の主な原因は自動車排出ガスだと指摘した。これは中国自動車産業国際発展フォーラムの中で行われた「自動車の環境保護法規の作成強化と自動車産業の持続可能な発展の推進」をテーマにした演説で述べたものだ。
劉志全副局長は「中国の自動車産業はこの数年、迅速に成長し、自動車の保有台数も急速に増えている。2020年には2億台を超える見通しで、それによってもたらされるエネルギーの安全や環境問題などはより一層、目立っており、保有台数は1980年代に比べて24倍になり、排出量も12倍に増えた」と説明する。
国は「十二五」(第12次5カ年計画・2011-2015年)の期間に、自動車排出ガスの標準システムをさらに整え、排出規制を強化して、積極的に新エネルギー自動車を開発することにしている。その他にも環境マネジメントシステムを整え、汚染防止に有利な税政策の検討や燃料のクリーン化を速める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月6日