ゴミからしみ出た汚く臭い黒い液体が、処理を経てきれいな水に変わり、数匹の金魚がその中でゆったりと泳いでいる。陳家ゴミ処理場ではこんな感嘆するような光景が見られる。
陳家ゴミ処理場は武漢市の最新のゴミ埋立処理場で、1日あたり1500から2000トンのゴミを受け入れることができる。ゴミの山からは毎日大量の廃液や残滓がしみ出てくる。「滲出液はまず生物化学処理施設に送られ、細菌により分解やろ過、ナノろ過といったプロセスを経て、真っ黒だった滲出液は徐々に黄色、オレンジ、無色透明へと変化する。」ゴミ処理場の作業員によると、重要なのは処理後の滲出液の汚染物含有量も大幅に減少することで、直接河川や海に排出することも、灌漑用に利用することも可能だという。
「人民網日本語版」2010年10月28日