米国に圧力をかける中国の「CO2排出大国」の承認

米国に圧力をかける中国の「CO2排出大国」の承認。

タグ: 気候変動問題 CO2排出大国 COP16 排出削減

発信時間: 2010-11-26 14:33:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

23日に行われた記者会見で、発展改革委員会の副主任で、気候変動問題の首席交渉代表である解振華氏は、中国は世界最大の温室効果ガス排出大国だと率直に語った。これは中国が初めて公式にこの問題に関して出した政府の態度であり、外部の注目を広く集めている。

専門家によると、中国はここ最近、ますます環境保護や二酸化炭素排出削減の問題を積極的に討論するようになっているという。そして排出削減に関する法律の制定の下準備をし、もともと現実性がなく拘束力の少なかった承諾を、クリーンエネルギー産業の発展の刺激として転化し、強制的に排出削減排をして、各地方政府に対して排出削減量の軽量化指数など、拘束力のある強硬な基準を制定している。それに比べて、同じ二酸化炭素排出大国の米国には失望させられると専門家は話す。「米国議会ではまだ排出削減の法律も通過しておらず、具体的な指標も出していない。もし中国が排出削減を次の5カ年計画に組み入れれば、米国にプレッシャーをかけることになるだろう」

日本の時事通信社は24日、11月にメキシコのカンクンで開かれる国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)を前に、中国政府が世界最大の二酸化炭素排出大国だと認めたことは、自らの立場と責任を明確にし、このような自らの責任を認めた態度は、まもなく開かれる会議に良好な基礎となるだろうと伝えている。

また中国エネルギーネットの韓暁平首席報道官は「中国は世界最大の商品製造国であり、米国を含め多くの国が生産基地を中国に置いている。そして中国のエネルギーを消費し、温室ガスを発生させ、最終的に大量の商品を自国などに輸出している。消費の点からすると、中国は決して最大の温室効果ガス排出国ではない。米国の消費による温室効果ガスの排出は、はるかに中国を上回っている」話す。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月26日

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