中国国家エネルギー局、米エネルギー省、米商務省は6日、風力発電投資をテーマに「中米再生可能エネルギー投資セミナー」を北京で合同開催した。
近年、再生可能エネルギーが全世界で急成長しているが、なかでも風力発電の成長は著しく、エネルギー建設の中でも重要な地位を占めている。風力発電は中米両国のエネルギー交流・協力において一貫して重要な分野ととらえられてきた。
米国は世界で最も早く風力発電を開発し、風力発電の設備容量が最も多い国として知られるが、世界的な金融危機の影響を受け、企業は資金不足に陥っている。一方、中国は風力発電開発の規模を著しく拡大しており、専門的で資金力のある風力発電投資企業が増えている。これらの企業は国際市場に参入する力を備え、対米投資が実現した場合、国際化を強め、米国の風力発電市場の持続的な発展を促進することができる。とはいえ、中国企業の多くは米国市場の事情がよくわからないため、米国への再生可能エネルギー投資を踏みとどまっていた。
今回のセミナーは中国企業に米国の再生可能エネルギーに関する投資政策、ビジネスルール、プロジェクト開発モデル、市場環境などの情報を紹介し、中国企業が米国市場に対する理解を深めることを目的としている。今回のセミナーに対し参加者からは、中米が再生可能エネルギー分野で協力する大きなチャンスを見いだし、両国の再生可能エネルギー産業における具体的な協力を推し進めたとの声が聞かれた。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年12月7日