中国を追うライバルであるアメリカは、「財政局補助金制度」の実施を1年延期することを決定し、インセンティブの仕組みがなくなるので、再生可能エネルギー市場にとっては一息つく良い機会となる。昨年、アメリカの風力発電設備容量は新たに510万kW増加し、2009年の半分にしかならなかった。2010年、中国の設備容量の増加量は1650万kWで、アメリカはこの1/3にも及ばなかったことになる。
技術面では、2010年は海上の風力発電が著しい発展を見せた年であり、設備容量が新たに51%増加した。一方、世界の陸上風力発電設備容量は7%減少し、うちヨーロッパは14%減少した。太陽光発電の成長も勢いがあり、市場の発展にも拍車がかかる。生物発電の投資レベルは2009年と変わらない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月3日