無錫尚徳太陽能公司は青蔵高原に建設した10メガワットの大型太陽光発電所が今年6月末に竣工する予定だ。先月着工した、山東省最大のチベット支援計画、日喀則(シガツェ)の10メガワット太陽光発電所に続く、西蔵(チベット)地区の大型太陽光発電応用プロジェクトとなる。中国新聞網が22日伝えた。
世界各国が現在、太陽エネルギーの開発と利用を重要なエネルギーの発展方向としている。欧州連盟(EU)、日本、米国は2030年以降、エネルギー供給安全の重点を、太陽エネルギーなどの再生エネルギーに置く計画だ。太陽光発電は2030年までに世界の電力供給の10%以上、2050年には20%以上を占めると予想されている。太陽光産業の大々的な発掘と開発が将来的なエネルギー利用の主流となることは間違いない。
チベットは中国でも太陽エネルギー資源が最も豊富な地域で、年平均日照時間は3000時間に及び、サハラ砂漠に次いで世界で2番目に多い。90年代以降、科学者の研究と普及が進み、居住地が分散している農牧地域の人々の電力使用問題が太陽エネルギーの利用により解決され、すでに阿里(ガリ)や那曲(ナクチュ)などの地域で幅広く利用されている。こうした地域の太陽光産業の発展の見通しは明るい。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月22日