26日午前8時、長江上流で測定された水流の速度は9400立方メートル毎秒であり、同じ時期に比べ低いレベルにある。ダムから10100立方メートル毎秒前後で放水すると、上流の水流の速度基準を超えるため、ダムの水位は下がる傾向が見られ、すでに152.34メートルまで来ている。放水実施前の最高水位に比べ約22メートル下がったという。
三峡ダム水利通信センターの副総工程師の趙雲発氏によると、三峡ダムは175メートルから153メートルの区間で本来170億立方メートルあまりの水量を保有していたが、現在は全てダムの下流に放水され、残り約5分の1の調節用水量は6月10日の 増水期を迎えるまでに全て放水される予定になっている。その時点で予想される三峡ダムの水位は145メートルという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月26日