湖北省の洪湖で深刻な干ばつ
【新華社北京5月28日】5月26日までに中国の干ばつ被災農地が約616万ヘクタールに達した。国家水害干害対策本部弁公室の最新統計で明らかになった。
作物の被災面積は202万2000ヘクタールで、湖北省、湖南省、甘粛省に集中。土壌の湿度が不足している農地は約414万ヘクタールで、黒竜江省、内蒙古自治区、吉林省、湖北省、湖南省に集中。507万人、344万頭の大型家畜が水不足に直面しており、これは湖北省、甘粛省、内蒙古自治区、湖南省、江西省、雲南省に集中している。干ばつが特に深刻なのは長江中下流の湖北省、湖南省、江西省、安徽省、江蘇省。
国家水害干害対策本部と水利省は干ばつ対策として以下の八つの活動に力を入れていく。
1、水利施設の放水量を科学的に調整する。三峡ダムなどの水利施設の水量調整に引き続き力を入れ、三峡ダムの水量調整計画をさらに完全なものにし、細分化する。
2、有利な時機をとらえて揚水量を増やし、干ばつ対策用の水を確保する。
3、井戸の掘削に力を入れ、地下水によって地上の水不足を補う。
5、給水活動に力を入れ、人畜用の飲料水を確保する。必要な場合は、機関、企業、解放軍、武装部隊を動員して住民に水を届ける。
5、適時に人工降雨作戦を展開する。
6、農作物の栽培構成を適時に調整する。
7、地方に対する指導と支援を強化する。
8、警戒を高め、干害が水害に急転するのを防ぎ、水害対策を速やかに進め、増水期の水害を最小限に抑える。
(新華網日本語=中国通信社)