ドイツのボンで12日間にわたって開かれた2011年国連気候変動第2ラウンド交渉は17日、閉会した。会議は技術面で一定の進展を上げました。しかし、「京都議定書」第2約束期間の継続など核心となる問題について行き詰まった状態を打破することはできなかった。
「国連気候変動枠組条約」事務局のクリスティアナ・ フィゲレス事務局長はこの日の記者会見で、「今回の会議は炭素排出交易、グリーン技術共有システム、貧困諸国の気候変動影響の適応への支援などの問題で著しい進展を上げた。これは11月28日に開かれる国連気候変動会議の進展の基礎をつくった。『京都議定書』の今後の問題を解決することは今年の中核となる任務だ。これにはハイレベル指導者の参与が必要だ」と述べた。
なお、国連気候変動第3ラウンド交渉は9月末ないし10月初めの開催が予定されている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年6月18日