国家海洋局が実施する西太平洋の海洋環境放射能調査は4日午前、第1次調査が終了し、調査船はアモイに帰還した。人民日報が5日に伝えた。
今回の調査は18日間にわたって行われ、航程は約5千海里。福島原発事故による放射性物質が西太平洋環境にもたらした影響に関するデータを取得した。これは、西太平洋海洋環境放射能調査・警報体系の初歩的な確立、調査・警報能力の形成、海洋核安全調査・警報情報の適時発表などに向け、重要な意義を持つ。
西太平洋海洋環境放射能調査が終了後、海洋科学者が各サンプルに対する分析と検査を行い、できるだけ早く科学データを出し、福島原発事故が近海及び中国の管轄海域に影響を及ぼしたか否かの分析・評価を行うという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年7月5日