四川省林業庁によると、2011年7月5日午前、汶川県映秀鎮の村人が、紫坪舗ダム近くでパンダの死体を見つかった。臥竜中国保護パンダ研究センターの獣医が解剖したところ、このパンダは水に溺れて死亡していたことがわかった。人的な原因によるものではないという。
臥竜中国保護パンダ研究センターの獣医の解剖で、この死亡したパンダは年齢10歳前後の雄であるという。死体が発見された場所、解剖状況から、このパンダはこのところ連続していた豪雨、土砂災害で本来の生息地から岷江映秀河地域に流されてきた可能性が高い。
豪雨、土砂災害に対し、四川省林業庁は各地で野外での作業員の安全確保を前提に、一刻も早くパンダ保護区でインフラ、生息地の破壊状況の掌握に努めると同時に、野生動物保護機構各所にも管轄内のパンダなど野生動物に関するパトロール、救護を強化するよう要請した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月7日