19日午後、19-3油田Cプラントでははっきりと眼下の海面に大きく広がる原油のベルトが見て取れる。
観測員、毎日油の塊を数える
「日の出とともに仕事を始めて、日暮れとともに仕事を終えてる。」国家海洋局北海分局の作業員、王さんはいう。彼ら作業員はプラント上に寝泊りして、主にコノコ社の生産停止の監督をしているという。もう一つの重要な任務が油の塊を数えることだ。「1時間ごとに報告している。」コノコ社の作業員も1時間ごとに油の塊を数えており、時々両者の統計数値が合わないことがあるという。流出量が今後の賠償の重要なポイントであるからだろう。
流出原油1500バレル 回収済み400バレル
20日のコノコ社の発表では、今回の原油流出の合計量は1500バレル前後という。これは大きく増加することはないだろう。現状で回収済みの原油はといえば、コノコ社は400バレルの原油と水の混合物の回収を終えたといっている。大部分は自然に揮発している。