蓬莱19-3油田原油流出事故発生から半年が過ぎた。周辺漁民とコノコチャイナ社との損害賠償訴訟に関係して、コノコ社は16日、ウォールストリートジャーナルの取材を受け、「基本的に原油流出事故が環境に影響を与えたという証拠はない。」と表明した。
これに対し、環境保護組織・公衆環境研究センターの馬軍主任は「コノコ社は我々との会見で、原油流出による被害者には賠償しなければならず、また渤海の環境改善にも協力したいといっていた。今になって前言撤回するような発言をするのはなぜか?今年6月、発生した2度の原油流出事故が渤海の水質に与えた影響は弁解の使用のない事実だ。」と腑に落ちない様子だ。
馬軍主任は、渤海は半分閉鎖された部分がある内海で、平均水深がたったの20メートルほどしかない。原油流出がこの渤海の環境に与える影響は非常に重大で危険性は強く、流出によって発生したヘドロは今も完全に除去されておらず、環境に与える影響は長期的なものになると予想されると語った。コノコ社が市民に隠蔽、報告を怠った後、度重なる誤った発言が聞こえてきて、同時にまた生態系に与えた損害、養殖産業に対する経済的損失を回避しようとするなら、その信用は失墜するだろうという。