呂新華報道官:
一人の北京市民として、私の思いは列席されている方々、そして北京の市民と同じである。毎日、新鮮な空気を吸いたい、青空を見たいと思っている。中国は今、工業化、都市化の急速な発展の段階にあり、エネルギーの消費量が多く、エネルギー構造も合理性に欠けている。その上、一部企業の環境保護に対する意識も低い。環境保護関連部門が様々な取り組みを行っているが、監督・管理が行き届いていない。自動車の保有台数も絶えず増加している。大気汚染の要因は5割以上が自動車の排気ガスによるものだ。
2030年をめどに主要都市において、大気汚染に関する国家基準を達成するため、北京市は多大な努力を続けてきた。そして、まだまだ、やらなければならないことは多く残っている。
環境汚染などの問題は、一般市民が非常に関心を寄せている問題である。解決に向けた筋道の要は、政府が重視し、取り組みや法による規制を強化し、国民一人一人が参加し、企業が社会的責任を果たすことだ。そして、ここに座っているメディアを含めた皆がより一層厳しい監視の目を持つことである。もちろん、我々国民の役割はとても重要である。生活スタイルを変え、省エネに取り組み、なるべく自動車を利用しないように努める必要がある。最後に一言、(2030年までの)18年間は長すぎる。もっと早い目標の達成を目指したい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月2日