中国の大気汚染対策プラン 史上最も厳格な制度に

中国の大気汚染対策プラン 史上最も厳格な制度に。 中国国務院は昨日、各界から期待されていた「大気汚染対策アクションプラン」(国十条)を正式に発表した。同プランは2017年までにPM10の濃度を10%引き下げることを求め、PM2.5の濃度については北京・天津・河北省で約25%、長江デルタで約20%、珠江デルタで約15%引き下げるとした…

タグ: 大気汚染対策 史上最も厳格 PM2.5

発信時間: 2013-09-13 10:10:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国務院は昨日、各界から期待されていた「大気汚染対策アクションプラン」(国十条)を正式に発表した。同プランは2017年までにPM10の濃度を10%引き下げることを求め、PM2.5の濃度については北京・天津・河北省で約25%、長江デルタで約20%、珠江デルタで約15%引き下げるとした。また5年間の取り組みにより、中国全土の大気品質を「全体的に改善する」と求めた。

PM10の濃度を10%低減

そのうち具体的な濃度を示されたのは北京で、2017年までにPM2.5の年間平均濃度を1㎥当たり約60マイクログラムに抑えることが求められた。同プランは移動源の汚染対策の強化を求めた。またスマート交通管理の普及、都市の交通渋滞の解消、公共交通機関による外出の増加、徒歩・自転車の交通システムの建設強化を求めた。

北京・上海・広州などの大都市で自動車の保有台数を厳格に制限し、グリーン外出を奨励し、使用コストを増加するなどの措置により、自動車の使用頻度を引き下げる。

2017年までに、石炭のエネルギー消費総量に占める比率を65%以下に引き下げる。北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタなどの地域は、石炭消費総量のマイナス成長を実現する。

 

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