2013年12月20日から14年1月26日にかけて、中国は各方面と協力し、アジア・アフリカ・北アメリカの関連国家と合同で「Operation Cobra(コブラ作戦)」を開始し、野生動物・植物などの資源破壊に関連した違法行為・犯罪の取り締まりを行い、大きな成果を収めた。
中国絶滅危惧種輸出入管理弁公室によると、オペレーション期間中、各国は350件以上もの野生生物関連犯罪を摘発し、400名に上る容疑者を逮捕した。押収した紅木(ワシントン条約(CITES)で国際取引が規制されている)200トン余り、象牙(CITESで輸入輸出が禁止)3トン、カメとヨーロッパウナギ(CITESで輸入輸出規制)各1万匹、規制対象の野生動物の皮1千枚、サイの角36本、その他野生生物由来の製品多数。
コブラ作戦は中国、アメリカ、南アフリカの3カ国並びに、野生動植物の違法取引に対する協力執行活動に関するルサカ協定の特別派遣隊、ASEAN野生生物保護法執行ネットワーク(ASEAN-WEN)、南アフリカ野生生物保護法執行ネットワークと連合して、CITESワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)、世界税関機構(WCO)、国際刑事警察機構インターポールなどの国際的な法執行機関が協力し、28カ国の税関、公安、野生動植物保護機関が参加し、ケニアとタイに設置されている国際協力チームが指揮し、ルサカ協定特別派遣隊と中国の代表が国際協力チームの共同主席に就任した。