準備と調整を経て、北京・天津・河北の地域レベル通関一体化が7月1日に正式に開始された。 北京・天津・河北の企業は空港・港湾から出入国する場合、申告・ 納税・検査通過の手続きの場を自由に選択できるようになる。これにより企業は登記先と港湾の間を行き来する必要がなくなり、スムーズな通関が実現される。
記者が6月30日に北京朝陽口岸を取材したところ、多くの企業と貨物運送代理業者の従業員が通関一体化窓口に集まり、問い合わせをしていた。ロトフランク(中国)有限公司調達部の貨物運送担当者の趙雪氏は、「一体化の実施後、輸入部品の通関時間が約半分になる。時間を節約でき、倉庫保管料を大幅に削減できる」と述べた。
北京・天津・河北の税関当局は現在、43の通関作業現場を持つ。一体化改革の実施後、これらの作業現場は情報ネットワークで結ばれ、バーチャルの「地域通関センター」を形成し作業を行う。