北京市環境保護局の関係者は、「北京の大気品質は上半期も持続的に改善されたが、これは大気汚染防止行動計画の実施、地域共通の取り組みによるものだ」と指摘した。第2四半期になると、北京で汚染物の拡散に有利な北風が頻繁に発生し、降水量が増加した。この2ヶ月のPM2.5の濃度は、例年同期と比べ最高水準に達しており、平均で60マイクログラム/立方メートルとなっている。二酸化硫黄、二酸化窒素の濃度にも大幅な減少が見られた。
大気汚染防止策により、排出削減の効果が発揮されている。北京の石炭焚きボイラーのクリーンエネルギー改造計画により、すでに7割以上が改造を開始しており、暖房供給期のPM2.5の濃度が10.6%削減されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月12日