冬季五輪招致、冬のスポーツ人口を3億人規模に
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冬季五輪招致、冬のスポーツ人口を3億人規模に
オリンピック招致は、一般市民に何をもたらすだろうか?北京オリンピック組織委員会元執行副主席、北京オリンピック都市発展促進会副会長の蒋效愚氏が昨日、記者のインタビューに応じた。
蒋氏は、「オリンピックがもたらすのは、金メダルとスポーツの輝きだけではない。オリンピックは国民の運動、人々のスポーツの流行を促す。冬季オリンピックの開催は、都市の国民生活プロジェクトの建設を促進する。冬季オリンピックの招致に成功すれば、中国の東北地区、華北地区などで、3億人弱のウインタースポーツ群が形成される」と予想した。
北京はなぜ、冬季オリンピックを招致しなければならないのだろうか?
蒋氏は、「中国はスポーツ強国ではなく、競技・種目の発展のバランスがとれていない。冬のスポーツは夏と同じくバランス良く発展するべきで、冬の種目をさらに発展させる必要がある」と指摘した。
多くの国と都市は夏季オリンピックの開催後、冬季オリンピックの開催を目指している。夏季オリンピックの開催によりインフラが整えられ、さらに冬季オリンピックを開けば、一部の競技場やサービス施設が活用される。これは一石二鳥と言える。
またスポーツは目を楽しませてくれる試合を展開するほか、国民のスポーツによる健康の情熱を引き出し、参与の積極性を高めることができる。スポーツだけではなく、大気汚染の改善、生態環境の改善、公共交通の建設、市民の外出の利便性など、一般人の実質的な利益と関わってくる。オリンピックという立脚点があれば、これらをより良く、より早く、より効果的に推進できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月30日