オランダのアーティストDaan Roosegaardeさん(36歳)が、今年9月、大気汚染の深刻な北京で世界最大の空気清浄機を設置する。人体の肺や血液の中に入り込む空気中の汚染物を取り除き、さらに集めた粒子をダイヤモンドに変換する。
Roosegaardeさんがこの設置計画を思い立ったのは、2年前に北京を訪れたときに、ビルの32階から美しい都市の景観が見れなったためという。
高さが7メートルの巨大な空気清浄機は、1時間あたり3万立方メートルの空気を浄化する。イオン技術に基づく浄化システムにより、PM2.5やPM10などの煙霧粒子を除去。周辺エリアの空気清浄度を75%高める。
またその集めた煙霧の粒子を炭素と一緒に高温・高圧の環境に置けばダイヤモンドに変え、指輪やカフスといったアクセサリーを作ることも可能」とRoosegaardeさん。
この空気清浄機はすでにオランダでテスト済みであり、今回の北京での実験が成功すれば、全世界の都市に広めていくとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月9日