生態環境部の荘国泰副部長が12月22日に開かれた記者会見で明かした情報によると、生態環境部は汚染防止対策の深化に関するトップダウン設計を研究している。
荘国泰副部長によると、「十三五」期間、中国は汚染防止を強化し、生態環境を大幅に改善し、「十三五」計画の9項目の制約性指標と汚染防止対策の段階的任務は目標値を超える数値で達成した。
全体的に見ると、中国は保護と発展の長期的矛盾と短期的な課題が入り混じり、生態環境保護の構造・根源・傾向の面の圧力は根本から緩和できていない。中でも「3つの根本的変化なし」という状況が際立つ。重化学工業を中心とした産業構造・石炭を中心としたエネルギー構造・道路輸送を中心とした輸送構造、汚染排出と生態保護の厳しい情況、生態環境の頻発リスクの3つに根本的な変化がなく、生態環境保護の任務は厳しい。
「十四五」期間、汚染防止対策を深化させることは、矛盾と問題を掘り下げ、分野を広げ、要求を高くすることにつながる。
荘国泰副部長によると、汚染防止対策の深化は、より精確・科学的、法的に汚染を改善し、地上と地下、陸と海の生態環境改善制度を統一的に構築する必要がある。
今後5年も汚染防止対策特別行動を継続する必要がある。具体的には、大気の質をの改善、二酸化炭素排出量の削減など。
同時に、水資源・水生態・水環境の管理を統一的に進め、良好な水質を維持し、汚染を改善し、生態用水を増やし、美しい川と海の建設を推進する。生態保護監督システムを強化し、自然生態の安全のボーダーラインを守り、生物多様性を保護する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月27日