5月22日は国連が制定した「国際生物多様性の日」です。生物多様性は人類の生存と発展の基礎であり、食糧システムと人類の健康を確保する基本要素でもあります。
中国は世界で生物多様性が最も豊富な国の一つです。生物多様性保護の取組みの例として、長江流域の重点水域では10年間の禁漁が実施されています。また、森林被覆率と蓄積量はいずれも30年連続の成長を維持し、第一段階として定められた生態保護地域は陸地の国土面積の25%を超えています。また、各自然保護地の面積は陸地の国土面積の18%を占め、陸上生態システムの90%と重点野生動物群の85%が効果的に保護されています。パンダやトキなど10種類近くの絶滅危惧動物の群れが回復を始め、60種類以上の希少な野生動物が人工繁殖に成功しました。全国で生物多様性保護優先区域35カ所が画定されています。さらに、過去4年間で5億5000万人がインターネット上の環境保護公益プロジェクトを通じて2億2300万本の木を栽培し保護しました。
このほか、ここ5年間でわが国は湿地保護と修復を総合的に推進し、湿地生態機能を強化し、湿地生物の多様性を維持し、湿地保護と修復レベルを全面的に向上させています。
「中国国際放送局日本語版」2021年5月22日