中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の唐双寧副主席は6日、商業銀行革新の足取りの加速化を促すため、銀監会は『商業銀行金融革新の指針』(以下『指針』と略)を制定したと発表した。『指針』は7章48条からなり、12月日から施行されることになっている。
唐双寧副主席は記者会見で、『指針』の核心的内容は、発展の奨励、規範化、顧客サービス重視などであると説明した。
12月11日、中国はWTO加盟時の承諾を全面的に履行することになっている。中国の金融は、全面的に世界金融システムに融けこみ、中国の銀行業も外資系銀行と同じスタートラインに立って競争を繰り広げることになる。
唐双寧副主席は、「奨励と規範化がともに重要視され、育成とリスク抑制措置を同時に講じる」監督・管理の原則は、終始『指針』を貫いており、銀監会は商業銀行の金融改革の加速化を目指し、商業銀行のより速い、より良い発展を促し、商業銀行の自己リスク抑制意識の向上に務め、そのリスク抑制能力をレベルアップさせ、革新の質を高め、金融革新の持続的かつ健全な発展を促し、金融消費者や投資家に日増しに豊富な近代金融サービスを提供できるように取り組んでいる、としている。
「チャイナネット」2006年12月7日