中米両国の会社は13日、米国企業の中国市場開拓をめぐる4つの契約に調印した。第1回中米戦略経済対話に出席するため中国に訪れた米国のグティエレス商務長官が調印式に立ち会った。
この4つの契約は、米ホーム・デポ社による12店舗を持つ中国の小売チェーン「家世界」の買収、浙江省衢州空港と米オシュコシュ・トラック社との間のトラック購買契約、中国網通(チャイナネットコム)と米ベリサイン社との間の協力関係構築に関する取り決め、上海航空会社と米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEアビエーション社との間の5.5億ドルの購買契約である。
グティエレス商務長官は、「中国は5年前、WTO加盟を果たし、経済改革と市場開放の軌道に乗った。本日の契約調印で、米国の著名企業のブランドが急速に中国で流行するよう期待している」と語った。
グティエレス商務長官はまた、中国は現在、米国にとっての2番目の貿易相手であり、米国の会社が提供する一流の製品やサービスが中国の急速に伸びるニーズを満たすことができるばかりか、中国のニーズも米国国内の雇用機会を増やすことになるとしている。
グティエレス商務長官は先月、ビジネスチャンスを模索するため、25社の米国会社からなる米国貿易代表団を率いて中国を訪問した。なかには、13日に契約に調印したホーム・デポ社、オシュコシュ・トラック社およびベリサイン社の3社が含まれていた。
中国の易小準商務部副部長は調印式で、今年の1月~11月期の米国の対中輸出は539億ドルに達し、前年比23%増となったことを明らかにした。中米の投資の面における協力も著しい成果を収めており、現在、米国は中国にとっての最大の外国投資誘致相手国の1つとなっている。
「チャイナネット」2006年12月14日