宗教信仰


  少数民族の宗教信仰自由の権利を保護する
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仏教


 

        仏教は1世紀前後に古代インドから中国に伝わり、長期の発展と変化を経て、漢語系仏教、チベット語系仏教(俗にラマ教と称されている)、パーリ語系仏教(上座部仏教、小乗仏教とも称されている)の三大分派に分かれた。漢語系仏教は漢族の間で一定の影響力をもっているが、信者になる厳格な儀式と規定がないため、信者の人数は統計しにくい。チベット語系仏教はチベット族、蒙古族、ユイクー族、メンパ族、トウ族などの少数民族の中でほぼ全員に信仰され、信者は約760万人いる。パーリ語系仏教もタイ族、プーラン族、デアン族、ワ族などの少数民族の中でほぼ全員に信仰され、信者が150余万人いる。現在中国に仏教の寺院が1万3000余カ所あり、僧侶と尼僧が約20万人いる。そのうち、チベット語系仏教の僧侶と尼僧が約12万人、生き仏が1700余人おり、寺院が3000余カ所ある。パーリ語系仏教は比丘、長老が約1万人おり、寺院が1600余カ所ある。漢族の住む地域には、全国的な重点寺院が142カ所ある。中国仏教の三大語系に高級、中級、初級の仏教学院と学校が合わせて19校あり、そのうち漢語系は14校、チベット語系は4校、パーリ語系は1校ある。インターネットには「仏教オンライン」、「中国仏教情報ネット」などのウェブサイトがある。