宗教信仰


  少数民族の宗教信仰自由の権利を保護する
  道教 イスラム教 カトリック キリスト教

宗教団体


 

        中国では、全国的な宗教団体は中国仏教協会、中国道教協会、中国イスラム教協会、中国カトリック愛国会、中国カトリック主教団、中国プロテスタント教「三自」愛国運動委員会、中国プロテスタント教協会の七つがある。各宗教団体はそれぞれの規約に基づいて指導者と指導部を選出する。

        これらの宗教団体は国の憲法と法律の保護の下で、独立して宗教活動を組織し、宗教事務を取り扱い、宗教関係の大学と学校を創設し、若い聖職者を育成する。現在、全国に中国仏学院、中国イスラム教経学院、中国道教学院、中国プロテスタント教南京金陵神学院、中国カトリック神哲学院など74カ校の宗教関係の大学と学校がある。同時に、中国の宗教団体は世界の70余カ国・地域の宗教組織と往来、連係を保っている。宗教界の人びとは国の政治生活に広く参加し、各クラスの人民代表大会代表、政治協商会議委員になった人が1万7000人いる。

 

中国の宗教団体

名称
創設の時期
本部
責任者
中国仏教協会 1953年5月 北京 会長 一誠
名誉会長 パバラ・ゲレナムジェ(チベット族)
中国道教協会 1957年4月 北京 会長 閔智亭
中国イスラム教協会 1953年5月 北京 会長 陳広元(回族)
中国カトリック愛国会 1957年7月 北京 主席 傅鉄山
中国カトリック主教団 1980年 北京 主席 劉元仁
中国プロテスタント教「三自」*愛国運動委員会 1954年8月 上海 主席 季剣虹
名誉主席 丁光訓
中国プロテスタント教協会 1980年10月 上海 会長 曹聖潔(女性)
名誉会長 丁光訓
*三自とは、自治・自己維持・自己布教のこと