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国務院発展研究センター対外経済部の趙晋平副部長は、中国の現在の貿易黒字には国内市場の需給関係と国際分業が反映されていると見る。中国が比較優位を持つ中で生産する低価格で良質の製品に対する世界の需要は高く、製造業は長期にわたって中国の最も重要な産業、第三次産業を育成するよりどころとなっている。「貿易黒字の存在には客観性と合理性がある」と趙晋平氏は話す。

また、中国国家発展改革委員会マクロ経済研究院・対外経済研究所の張燕生所長は、「現在の情勢下で、中国の輸出の経済への貢献は速度と規模でなく、質と効果に現れる。貿易黒字の増加は貿易摩擦を引き起こし、外貨準備を増やす」と指摘した。

国務院発展研究センターマクロ経済研究部の張立群研究員は、「中国は国民の購買力を高め、民生事業への投資を増やし、内需を拡大すべき。また、輸出商品の原産国での販売に市場をつくり、国内市場での生産量消化を利用し、貿易黒字をある程度縮小させる必要がある」との見解を示した。

 

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2011