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皆様もよくご存知のとおり、世界は今「百年に一度の津波」と呼ばれるほどの金融危機に直面しており、実体経済にも深刻な影響が出始めております。

そんな中で日中両国は、外需頼みの経済構造から脱却しなければならないという共通の課題に直面しており、同時に、内需の振興を通じた世界経済への貢献という期待も担っております。中国と日本がそれぞれ打ち出した景気刺激策は、既存の事業を除いたいわゆる「真水」部分がいくらかという議論はありますが、世界から注目と期待を集めているところです。

一方、金融安定化に向けた協調面では、欧州に比べアジアの地域連携の取り組みが遅れているとの指摘があります。アジアは金融危機の直接の被害が比較的軽かったという事情はありましょうが、ともにアジアの大国である日中両国が域内協調でリーダーシップを発揮すべき局面かもしれません。

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2008