中国人民政治協商会議成立65周年祝賀大会における演説(日本語版)

发布时间: 2014-11-27 | 来源: japanese.china.org.cn

 

誠心誠意人民に奉仕することと終始一貫して最も広範な人民大衆の根本的利益を代表することは、われわれが協商民主を実行し、発展させることができる重要な前提であり、基礎でもある。中国共産党の規約には、中国共産党は「労働者階級と最も広範な人民大衆の利益のほかに、みずからの特殊な利益はない」という規定がある。中国共産党およびそれが指導する国家は最も広範な人民の根本的利益を代表しているだけに、そのすべての理論と路線・方針・政策、そのすべての活動計画と実施計画は人民から来たものであるべきで、人民の利益のために策定・実施されるべきである。この重要な政治的前提を踏まえて、われわれは人民内部の各方面からの意見や建議に幅広く耳を傾けるべきであり、そうすることもできるのである。中国共産党の統一的指導の下で、多様な形態の協商を通じて幅広く意見や建議を聞き入れ、批判や監督を受け入れれば、次のような弊害を解消することができる。◇政策決定と活動の中で最大の共通認識を幅広く達成し、党派や既得権益集団が自らの利益のために競い合い、ひいては軋轢を生む弊害を効果的に克服することができる。◇さまざまな利益の要望・要求を政策決定のプロセスに幅広く取り入れるチャンネルを円滑化し、異なる政治勢力が自らの利益のために持論に固執したり、異分子を排斥したりする弊害を効果的に克服することができる。◇ミスや誤りを見つけ出し、是正する仕組みを幅広く築き上げ、政策決定の中で状況を把握できず、独善的な立場にこだわる弊害を効果的に克服することができる。◇人民大衆が各レベルでの管理と統治に参画する仕組みを幅広く築き、人民大衆が国家政治生活と社会統治に対し意思表明・参画できない弊害を効果的に克服することができる。◇改革・発展の推進に向けた社会全体の英知と力を幅広く結集し、諸般の政策と活動に対する共通認識が高くなく、実行に移せない障害を効果的に克服することができる。これらのメリットは中国の社会主義協商民主の独特の強みである。

民主は人の目を惹きつけるための飾り物ではなく、人民が解決を望む問題を解決するためのものである。中国共産党のすべての執政活動、中華人民共和国のすべての統治活動は人民の主体性を尊重し、人民の創造精神を尊重し、人民を師とし、人民の創造的実践に深く根を下ろして、そこから政治的知恵を多く借りて国政運営の能力を高め、各方面から出した真の識見を残りなく国政運営に生かさなければならない。

「天の視みるは我が民の視るに自したがい、天の聴くは我が民の聴くに自う(天は民の目にしたがってすべてを見、民の耳にしたがってすべてを聞く)」。われわれはあくまで最も広範な人民の根本的利益をしっかり実現し、擁護し、増大させることを党と国家のすべての活動の出発点と帰結点としなければならず、重要な活動と重要な政策決定にあたっては民情を把握し、末端の実状に合わせなければならない。それゆえ、人民大衆の利益を第一義として、人民大衆の期待を念頭に置いて、大衆の声に真摯に耳を傾け、大衆の望みを本当に反映させ、真心をこめて大衆の悩みや苦しみに関心を寄せる必要がある。また、取り組みの重心を下部に移し、実際に深く入り、末端に深く入り、大衆の中に深く入って、人民の気持ちを理解し、人民の心配事を解決し、人民の苦情を解消し、人民が満足できる実務に大いに取り組み、人民大衆の積極性・能動性・創造性を十分引き出す必要がある。

――われわれは、協商民主の幅広い範囲で、多レベルにわたり、制度化した発展の推進という戦略的任務を確実に実行に移さなければならない。将来に向けて諸般の事業をしっかりと発展させ、国の安定・団結の政治局面を打ち固め、政党、民族、宗教、階層、国内外同胞それぞれの間の相互関係の調和した発展を促進する上で、非常に重要な条件の一つは民主集中制の方式を通じて、提言の道を広く開き、衆知を集め、すべての人々が一緒に頑張らなければならないということである。いわば、「天下の目をもって視みれば、則すなわち見ざるなし。天下の耳をもって聴けば、則聞かざるなし。天下の心をもって慮おもんぱかれば、則知らざるなし」。

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