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友好は正しい日本の知識から |
発信時間: 2007-12-17 | チャイナネット |
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言葉が違っても知識は共通 日本知識クイズ大会が初めて開催されたのは2004年のこと。会場は黒竜江省ハルビン市だった。サッカー・アジアカップでの騒ぎからまもなくのことである。当時の状況について日本科学協会の顧文君さんは次のように語る。「中国人が日本を憎んでいると考た多くの日本人が中国へ行きたがらなくなった。しかし、大阪のテレビ局がこの大会の様子を放送し、非常に高い視聴率を記録した。中国の大学生が日本のことをよく知っていることに、日本人はとても驚いた」 中国と日本は言葉は異なるが、両国間には密接なつながりがあり、日本に関する知識は共通である。第一回大会の成功は、寒さの中に流れ込んだ暖流のように、日本の人々に中国人の別の一面を知らせたのだろう。 クイズ大会のあと、優勝した大学生たちは日本に招かれ、日本の大学生たちと交流した。このことは日本のメディアでも報道され、たいへん評判がよかった。日本科学協会の大島美恵子会長は、「学生同士の交流は一番大事なことです。将来を担う若い人に相互理解を深めてもらうことは、もっとも大切な仕事だと思っています」と話す。 日本科学協会は1999年から、日本財団の協賛のもと「教育・研究図書有効活用プロジェクト」を実施している。図書の寄贈を柱として人的交流を行い、2007年7月までに24の大学に計175万冊を寄贈、日本へ招いた大学図書館の担当者は67人に達した。 日本財団と日本科学協会は今回、貴州大学の創立105周年記念日にあたる9月8日、同大学の日本文献館の開館式にも出席した。同大学にはこれまでに、計16万6333冊が贈られていて、中国国内で日本語文献がもっとも豊富な大学の一つになっている。今年は、華東地域のクイズ大会にも特別参加した。 尾形理事長は、中国の学生たちはこれらの図書をよく利用し、日中友好の推進と相互理解・信頼を深めることに貢献してほしいと語った。 「人民中国」2007年11月号より2007年12月17日 |
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