2日、国家品質監督検験検疫総局(国家質検総局)によると、日本国厚生労働省は2007年12月27日以降、青島万福グループ有限公司など8社の日本向け輸出冷凍ほうれん草に対する検査令を解除し、初めて中国産冷凍ほうれん草を輸入通常検査の範囲に組み入れた。同時に、上海獲実食品有限公司など8社の冷凍ほうれん草の輸入抜き取り検査量も16から8に引き下げた。
伝えられるところによると、日本側は2003年5月に、残留殺虫剤が限度を超えているということで、中国産冷凍ほうれん草に対して、「輸入自粛」措置をとり、事実上、中国産冷凍ほうれん草の対日輸出をストップした。国家質検総局はこのことをきわめて重視し、冷凍ほうれん草の品質安全管理システムを整備し続けると同時に、日本国厚生労働省との交渉を強化し、日本人専門家の実地見学も受け入れ、冷凍ほうれん草の品質安全の確保に努めた。
2004年6月、日本側は国家質検総局が推せんした45社の良質な冷凍ほうれん草に対する「輸入自粛」措置を解除したが、引き続き厳格な検査令を実施し続けた。1コンテナーの中から16のサンプルを抽出し検査し、検査費用は80万円に達した。
統計データによると、2004年6月いらい、1235回対日輸出された中国産冷凍ほうれん草の残留殺虫剤が限度量を超えたことは一度もなかった。
今回、日本が中国産冷凍ほうれん草に対する検査令を解除したことは、中日双方が交流・協力を強化したたまものであり、中国が製品品質と食品安全の専門的整備作業を持続的に推し進めた成果でもある。今後、国家質検総局は引き続き企業に対する監督・管理を強化し、輸出製品の品質・安全を確保した上で、日本側との交渉を強化し、対日輸出食品貿易の順調な発展の促進に力を入れる、と国家質検総局の責任者は語っている。
「チャイナネット」2008年1月3日 |