日本の福田康夫首相の中国公式訪問が27日から予定されている。今回の訪問について、中国外交学院院長補佐・全国日本経済学会副会長の江瑞平氏が記者の取材を受けた際、福田首相の中国訪問は中日戦略的互恵関係の発展を促し、中日経済関係は一層の改善が期待されると述べた。
江瑞平氏は長期にわたり日本経済と中日関係の研究に携わっており、氏からすれば、中日双方の戦略的互恵関係の構築には、多くの要素が背景にあり、中でも経済的要素は最も注目に値するものである。
氏は、ここ数年の中日関係は大体次の2つの時期に分けることができると分析した。
まずは「政冷経熱」期。2001年から2003年までの間、中日政治関係は冷え込んだ状況となったが、双方の経済関係は大きく損なわれることなく、中日貿易は増加し続ける傾向が顕著であった。この時期、日本はずっと中国の最大貿易相手国の地位を維持していた。
次は「政冷経冷」期。2004年から、中日貿易の伸び率は明らかに低下し、中国の対外貿易中、対日貿易の占める割合は急速に下がった。この年から、日本は11年間維持してきた中国の最大貿易相手国という地位を失い、EU及び米国の後塵を拝することとなった。
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