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在日中国人の9割が、今の仕事に満足していない
発信時間: 2008-01-11 | チャイナネット

在日中国人を対象に日本の『中文導報』は、「どうして日本で就職したのか」というアンケート調査をインターネットで実施した。回答は、 (1)日本が好きだから (2)お金のため (3)今の仕事が好きだから (4)家族のため (5)帰国してもいい仕事を見つからないから、から回答する(複数回答も可)。

約600の回答が寄せられ一番多かったのが、(2)の「お金のために」の31%、(1)の「日本が好きだから」を選んだ人は30%だった。(5)の「帰国してもいい仕事を見つからないから」と(4)の「家族のため」は、それぞれ18%と11%で、(3)の「今の仕事が好きだから」と答えた人はわずか8%だった。

北京の住宅ローンのために

「入社してからもうすぐ4年になりますが、毎日、同じことの繰り返しです。もしお金を稼ぐためでなければ、とっくに中国に帰国していたでしょう」と話すのは、大阪のある電線貿易会社で働く李さんだ。彼の言葉は、多くの日本で就職している中国人の心の声でもある。

李さんは、2004年に大学を卒業して今の会社に入社した。その会社は、仕事上、中国との関係もあり、入社当初は李さんも仕事に興味を感じていた。しかし時間が経つにつれて、中国関係の業務は少なく、いつも書類のコピーなどの雑務をさせられて何年か経つうちに、この仕事には将来がないと感じるようになった。「上司に対する敬語が上手くなった以外は、自分の能力は少しも向上していません。しかし北京の住宅ローンを払うため、あと3年は我慢しなければなりません。給料だけでお金を溜めるのであれば、日本でいたほうが中国よりは速く貯まりますから」と李さん話す。

日本が好き

日本が好きで、日本で就職する人も少なくない。周さんはその中の1人だ。「帰国して中国で働くことを考えたこともあります。しかし毎回帰国する度に、中国の交通事情や都市環境、言動、人間関係に適応できなくなっている自分に気づくのです」

周さんは大手証券会社に勤めている。業務上、中国の幾つかの金融機関と密接なつながりもあり、上海のある金融機関から就職の誘いを受けたこともあった。しかしよく考えた末に、周さんはその申し出を断った。「日本に長い間いて、本当にこの国が好きになってしました」

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