新中日友好21世紀委員会の第7回会議が28日に北京で閉幕した。中日双方の委員たちは、福田首相が昨年末中国を訪問した際に合意した内容をどのように具体的な行動として実施するかや、胡錦涛国家主席のこの春の日本訪問を成功させるにはどうしたらよいのかといった議題をめぐり、両国関係の長期的かつ戦略的な発展などについて意見を交換した。

閉幕式の挨拶の中で中国側の鄭必堅座長は、双方は中日関係の安定的な発展やメカニズムの構築などで合意したことを明らかにした。中国側の委員は、胡錦涛主席が訪日する際、双方は両国関係の新たな特徴を踏まえ、21世紀の中日関係の長期的発展を企画しながら、両国間の問題による両国関係の大局への影響を避けるため、両国関係リスク管理メカニズムを構築するべきだと提言した。

双方はまた、経済面で一日も早く中日自由貿易協定の交渉をスタートさせ、省エネや環境保全の面でより大きな進展を遂げることを目指し、人的往来の面で、今年の中日平和友好条約締結30周年及び北京五輪を活かし、両国の文化、青少年、知識界、世論界、人的往来などの分野にける交流や協力メカニズムを一層確立し、両国国民間の相互理解や友好を深めていくことで合意した。

アジアひいては世界に向けて中日関係を構築することは、双方の委員が最初に提言したものである。中日両国は国際社会の重要なメンバーとして、平和と発展の分野において重要な責任を担っており、広汎な共同利益を持つため、両国関係を世界的な意義がある二国間関係に発展させるべきだと双方は一致して表明した。

｢チャイナネット｣2008年1月29日