李克強・中国共産党中央政治局常務委員は29日、新中日友好21世紀委員会の各委員と人民大会堂で会談した。
李常務委員は、同委員会が中日関係の改善と発展の推進に果たしている積極的な役割を高く評価。「中日は互いに重要な隣国であり、共にアジアと世界における重要な国だ。双方の共同努力の下で中日関係は現在、改善と発展の重要な時期に入っている。両国の長期的で健全な安定した善隣友好協力関係の発展は、両国および両国人民の共通利益に合致し、本地域および世界の平和・安定・発展にもプラスだ。双方は『歴史を鑑として未来に向かう』精神に基づき、この好機を捉え、不断に交流を拡大し、協力を深め、両国人民の相互理解と友好的感情を深め、両国の戦略互恵関係を新たな段階へと押し上げていくべきだ」と述べた。
日本の小林陽太郎座長は「日本側委員は日中関係が全面的に暖かさを取り戻したことに深く喜びと安堵を覚えている」と指摘。中国の平和発展を支持し、環境保護・省エネ協力・青少年交流を始めとする各分野の互恵協力を積極的に推進し、日中関係の改善基調を維持・深化し、両国国民に幸福をもたらしていきたいと表明した。
▽新中日友好21世紀委員会
中日両国政府の諮問機関。27、28の両日に北京で7回目の会合を開いた。
「人民網日本語版」2008年1月30日 |