外交部の劉建超報道官は31日の定例記者会見で、日本の消費者が中国製冷凍ギョーザで食中毒になったと疑われている事件について関連情報を明らかにした。以下はその内容。
中国は30日午後に、日本でメタミドホスに汚染されたとみられる中国製冷凍ギョーザを食べた消費者が中毒にかかった事件を確認した。中国政府関連部門はこれを非常に重視し、即座に関係企業の生産と輸出を停止して関連製品にサンプル調査を行った。国家質量監督検験検疫総局(質検総局)も調査チームを派遣して現地で調べに協力した。
初期段階での調査によると、問題の製品は2007年10月1日と10月20日に製造された豚肉と白菜入りのギョーザで、輸出前に生姜や白菜など原料に対してメタミドホスなどの残留農薬検査を実施したが、すべて合格だった。1月31日朝には、残っていた水ギョーザと使用中の原料・添加料を検査したが、メタミドホスは検出されていない。企業の生産加工記録も完全だった。
輸出食品の安全確保と国内外消費者に対する責任精神から、質検総局は関連企業に対し、即座に日本の輸入企業と連絡をとり、自発的に商品を売り場から撤去し、日本で売られている商品と流通途中の商品を回収するよう指示した。また、中国公安部門に立ち入り調査を依頼した。
関連の状況を明らかにするため、また調査に協力するために、日本側にはより詳しい情報の提供を求める。質検総局は近く専門家を日本へ派遣し、日本側と話し合い、協力方法を検討し問題の精査をする。われわれはまた、日本の消費者の早期快復を願っている。
「人民網日本語版」2008年2月1日 |