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日中3000年来の交流へ橋渡し──わが身、燃やし続けて
発信時間: 2008-02-25 | チャイナネット

落語の中にある中国語

日本人のものの考え方を紹介するには、落語がもっとも適した教材だ。

「侍なんか屁とも思わねえ」と啖呵を切って、武士を怒らせた店子に対して、大家さんが「お侍さんに向かって、屁とも思わないとはとんでもない。いいか、これからは必ず屁と思うのだぞ」と、説諭する場面などは、権力者に対する痛烈な仕返しである。現実にはできない庶民の願いを落語の世界で実現させる。落語人気の秘密がここにあり、日本人の本音も分かる。

落語の多くの原作は中国の笑い話にある。六代目円生演じる「雪の瀬川」のさげの部分「傾城(けいせい)にも誠あり」の「傾城」は、そのままqing1cheng2の中国語で「町中の人すべてを傾倒させるほどの美女」と辞典にある。もちろん中国の学生は「傾城傾国」が中国語の成語で「絶世の美人」の意味であることは知っている。落語に中国語が入っていることに驚き、日本語の表現に新たな関心を示す。授業で暗記した落語「寿限無」を、学期末の演芸会で演じる学生も出てくる。

ハーモニカや二胡を演奏して、一緒に歌ったり、落語をやったりしていると、学生は授業に親しみを持ってくれるようだ。中には、「先生の授業が好きです。いえ、先生が好きです」などと言って、こちらをドギマギさせる女子学生もいる。



4年生の謝恩会にて。圧倒されて男子学生は入れず

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