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「東京は北京の経験を参考にしたい」 東京オリンピック招致委員会事務総長をインタビュー
発信時間: 2008-04-15 | チャイナネット

第16回オリンピック協会代表大会に出席した、東京オリンピック招致委員会の河野一郎事務総長はインタビューに応じ、東京は2016年のオリンピック招致に自信を持っており、北京の経験を参考にしたいと語った。

東京のいい所を見せたい

東京オリンピック招致委員会の招致計画について河野事務総長は、日本は世界に東京のいい所を示し、選手やコーチ、記者、観衆が満足するオリンピックを開催して、都内で試合やレジャー、ショッピング、観光などができることを目指しているという。

国際オリンピック委員会には、オリンピックの開催地は各洲で順番に行うという暗黙のルールがあると言われる。多くの人は、2008年に北京でオリンピックが開かれた後、同じアジアの東京が2016年に選ばれる可能性は少ないと考えている。しかし河野事務総長は、「国際オリンピック委員会には明文で規定されておらず、2010年の冬季はカナダのバンクーバー、2012年はロンドン、2014年の冬季はロシアのソチで、2016年のオリンピックに東京招致が成功しないということはない」と話す。

オリンピック村が世界で最も安全な場所

1964年、東京はアジアで始めてオリンピックの開催都市になった。日本の経済は、オリンピックの開催によって勢いづき、それにも増して日本人に自信をもたらした。また新幹線など快適で便利な交通も登場し、多くの財産をオリンピックは残した。そんな中で最も重要なのが、オリンピックを通して日本が世界各国との交流を強化した点だ。

「北京の準備作業で改善すべきところはない。私が会った人はみんなオリンピック開催に努力しており、その顔は笑顔と自信に満ち溢れていた。各国が関心を抱いている大気の質や環境、セキュリティー、食品の安全などの問題に関しては全く問題がないと私は考えている。特に食品の安全とセキュリティーの面は、オリンピック村が世界で最も安全な場所だと思う」

感動させる中国の人々の情熱

北京オリンピックは、必ず成功裏に開催されるだろうという河野事務総長。オリンピックの準備をしている中国国民全体の情熱は人々を感動させるもので、東京オリンピック招致委員会は、北京の経験を参考しにしたいと語る。

「今、オリンピック招致は、米国のシカゴ、ブラジルのリオデジャネイロ、カタールのドーハ、チェコのプラハ、アゼルバイジャンのバクー、スペインのマドリードなどの都市と競争している。しかし東京が、2016年のオリンピック招致に成功すると確信し、さらに東京が理想的な都市になることを願っている」

「チャイナネット」2008年4月15日

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