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日本国際緊急救援隊:日本国民が支持してくれる
発信時間: 2008-05-21 | チャイナネット

四川省汶川大地震が発生してから一週間経った5月19日、余震の可能性があるということで、中国政府の提案により、日本救援隊の60人は別の場所での救援活動を一時停止した。これまでに、この最初に中国に来た救援隊は、青川県、北川県など震災が深刻な被災地で3日間にわたって捜索救援活動を行い、犠牲者15人の遺体を捜した。同救援隊は20日午前にチャーター機で日本へ帰国した。

90時間で15人の犠牲者を発見

5月19日の午後2時28分、オレンジと青のユニフォームを着た日本救援隊の60人は、北川中学で現地の解放軍や人々とともに脱帽して、犠牲者のために黙祷をささげた。

日本救援隊の藤谷浩至氏によると、救援隊は16日から関荘鎮、青川県城、北川県城などの被災地に赴き、中国の救援隊員とともに90時間以上にわたって捜索救援活動を行い、とても厳しい条件、余震や山崩れなどの危険の中で、隊員たちは生存者を救出するために力を尽くしたという。

「救援隊は全力を尽くして15人の犠牲者を発見したが、生存者を一人も救出できずとても残念」と藤谷氏は話す。

直接インタビュー

日本国際救援隊は、大地震が発生した後、最初に被災地に到着した海外救援隊だ。隊員たちは3昼夜、救援活動を行い、大地震がもたらした悲惨な光景を前にして、とても大変だと感じたという。

準備時間は6時間

『新京報』の記者: 60人の救援隊というのは、国際救援の場合どのくらいの規模なのか。

藤谷氏:中ぐらいの規模で、救援隊の60人は17人の消防士、20人の警察や海上保安庁の特殊救助隊員や潜水士などが含まれている。また援助犬3頭と、ファイバースコープなどの設備も伴って来た。出発が決まった時は、すでに地震が発生してから3日が過ぎており、隊員にも影響があった。

 

記者:いつ中国へ来て救援することが決まったのか。

藤谷氏:日本の総務省消防庁は5月14日に、四川省の被災地に救援隊員を派遣したいと表明し、中国政府は15日午前11時に、日本救援隊の受け入れを承認した。隊員が召集され、準備などを終えた救援隊が日本を出発したのはその日の午後6時だった。派遣要請を受けて6時間で出発したのは、今まで日本が派遣した国際救援隊では最も早い。

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