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日本援助隊、救助に最大限の努力
発信時間: 2008-05-21 | チャイナネット

しかし、生命の奇跡は起こらなかった。14時間にわたる徹夜作業という最大限の努力のあと、残念ながら二人の遺体(宋雪梅さん母子)が見つかり、生存者は発見できなかった。現場で救助活動を見守っていた宋さんの母の張香玲さん(55)は泣きながら、「2、3日前なら望みはあったかもしれないが、もうだめだろうと心の準備はしていた。日本の援助隊のみなさんにはとても感謝しています」と話した。

 

しかし、隊員は内心の悔しさを隠すことができず、「とても残念に思っている。たとえ一人でも生還者を見つけたい」と日本海上保安庁の大川雅史氏は厳しい面持ちでその無念さを表した。 5月17日午前9時過ぎ、31人の隊員は青川から綿陽に向かい、昼ごろ、第2陣の29人と合流し、18日からは北川チャン族自治県に移動し、中学校などで14遺体を収容したが、生存者の救出には至らなかった。 「中国の方々を助け、生存者を見つけることができなかったことは本当に残念です。私たちはいちるの望みがある限り、努力を続けます」と小泉隊長は語った。

 

19日夜に成都に到着した援助隊は、待ち構えていたホテルの従業員や市民らに拍手で迎えられた。日本援助隊は20日、捜索活動を終え、21日に帰国する。

日本の援助に対し、中国政府と国民は感謝の意を示し、日本の援助隊の奮闘ぶりを高く評価した。

「北京週報日本語版」より2008年5月21日

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