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日本の海上自衛隊護衛艦「さざなみ」が湛江港を訪問 |
発信時間: 2008-06-19 | チャイナネット |
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中国人民解放軍海軍の招請に応じ、日本の海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が19日午前、広島県の呉港を出発した。自衛隊の護衛艦が中国を訪問するのは今回が初めて。
大川努・日本国防武官は19日に北京で記者会見し、「さざなみ」の訪中について説明した。 胡錦涛主席が訪中した今年5月に合意 日本の海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が、6月24日から28日に広東省の湛江港を訪問する。これは両国の軍艦相互訪問計画の一環で、昨年11月に中国の「深セン」号が訪日した答礼訪問である。自衛隊の護衛艦が中国を訪問するのは今回が初めて。 日本の軍艦の訪中は、中国国家主席胡錦涛主席が5月6日から10日にかけて訪日した時に、福田康夫首相と合意した内容の一つだ。5月7日に発表された『交流と協力の強化に関する中日両国政府共同プレス』では、中日防衛交流の一環として、自衛隊の艦艇が6月に中国を訪問し、日本の防衛大臣も今年に訪中することになった。 大川武官は、「重要な隣国である中国との間で、防衛交流、防衛分野で相互理解を深め、信頼関係を高めることは、両国のみならず、地域の平和と安定にも有益であると考える」と述べた。 日本の海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」の資料写真 人民解放軍海軍と交流 今回の「さざなみ」の訪中では、日本の海上自衛隊第四護衛隊群の徳丸伸一海軍上校が指揮官を務め、随行する官兵の数は240人。大川武官によると、今回の訪問では中国人民解放軍海軍南海艦隊との交流行事やスポーツ交歓行事、湛江出港後には通信訓練などが行なわれるという。護衛艦「さざなみ」は湛江市民に一般公開される予定。 「さざなみ」には四川大地震の見舞品が搭載 四川大地震の被災者にお見舞いの意を表した大川努武官は、「『さざなみ』には、被災地で必要と思われる衛生資材や非常用の食糧を搭載している。訪中は早ければ6月初旬に行なわれるはずだったため、見舞い品や救援物資の提供についての検討は、地震発生の直後に決められた」と説明した。 「さざなみ」とは? 「さざなみ」の基準排水量は4650トン、長さ151メートル、幅17.4メートル、高さ10.9メートル、エンジン馬力は6万馬力、速力30節、乗務員は175人。兵装について、主砲として127ミリメートル速射砲一つ、ミサイル垂直発射装置1つ、短魚雷発射装置二つ。艦隊艦ミサイル装置一つ、小体ヘリコプター一機を搭載している。
「チャイナネット」2008年6月19日 |
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