ホーム>>中日両国>>社会
日中交流フォーラム 日系企業の社会貢献度を評価
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

 

司会者の安田鈴美中国日企ネット総経理

日中交流の更なる発展を目標に活動する「2008年日中交流フォーラムin北京」が19日午後、日本国際交流基金会北京事務所で開かれ、中国駐在日本大使館の道上尚史公使や日本の政府関係者、中日メディア関係者、中日企業、大学関係者の約100人が参加した。

北海道大学大学院国際広報メディア研究学科の高井潔司教授は、「胡錦涛訪日後の日中関係」というテーマで講演を行い、平和的発展を訴える胡錦涛主席の外交政策を高く評価した。また胡錦涛主席の訪日は、両国が脅威を構成せず、二国間さらにはアジアの共同利益関係を構築することや、両国間の問題を対話や協議によって解決することを促進し、両国関係を発展していこうとする決心を示していると語った。

「中国での日本発信―オールジャパンで進めよう」というテーマで講演した道上公使は、ここ数年、文化交流や青少年交流、学術交流を通じて各国に日本を理解してもらっており、イメージの改善では成果があがっていると述べた。そして『2007年日系企業イメージ調査研究報告』を引用し、中国の約2万社の日系企業は、中国の人からの尊敬度が低く、日系企業に就職したいと考える中国の大学生もかなり少ないという現状を説明した。

 

それに対して会場の人々が討論を行い、日系企業の社会貢献度やイメージに関する話題にまで及んだ。中国の日系企業の雇用者は約1000万人に達し、中国の就職問題解決に大きな役割を果たしている。しかし多くの人は、日系企業が引き続いて中国の法律やルールを守り、中国の社会貢献活動に積極的に参加して、社員や周りの人々と「心からの交流」を繰り広げることを期待しており、日系企業が地元の文化や慣習を理解した上で、自己PRを強化すべきではないかという意見もあった。

 

関連ニュース:中国の日系企業の三分の二の尊敬度は10%以下

 

      調査結果: 「尊敬度」が低い多くの在中日系企業

 

「チャイナネット」2008年6月20日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 多彩な人生を紡いだ女優

· 中国のネットにあふれる日本の地震への同情 日本のメディアも注目

· 日本僑報社 第6回華人学術賞を発表

· 在日中国人、「最も印象深い」震災救援活動アンケート

· 中国3都市で「スポーツ報道写真展」開催